勃起の仕組みの項でも詳しく説明していますが、そもそも勃起は体内勃起因子である一酸化窒素の分泌により起ります。
そして、この一酸化窒素の減少には様々な理由が考えられるのですが、老化や血管障害(動脈硬化、糖尿病合併症など)やストレスなどが原因として挙げられます。
そこで、アルギニンの登場です。上でも説明していますが、アルギニンが一酸化窒素を生成してくれることは最大の特徴の一つです。
つまり、EDに悩まされている方の多くが不足しているであろう、一酸化窒素をアルギニンが補ってくれるというわけです。
またホルモンの分泌も促進してくれるので、精力減退にも効果が期待できます。
それ以外でもEDと関係が深い生活習慣病予防にも大変な効果があるので、そういった観点からもアルギニンの効果は大きいものと思われます。
また、少し本題とはずれますが、アルギニンは、精子の数や運動性を高め、男性不妊症にも効果があるといわれています。
これほどまでの効果が期待できるアルギニンですが、使用を控えた方がいいケースもあります。
成人であれば、疱疹のできている人、精神分裂症の人に悪影響を及ぼすことがあり、また成長期の子どもにアルギニンの栄養補助剤を与えすぎることも悪影響があると言われていますので、注意が必要です。
●アルギニンを多く含む食品
子牛肉、鶏肉、牛乳、えび、大豆、ごま、レーズン、玄米、チョコレート、オートミール、ナッツ類 |