小学生の時に偶然覚えたマスターベーションは、人知れず性的快感と、肉体的な快楽に浸れるのがやめられなくなり、夜寝る前にいつもするようになりました。はじめは自分の下着にそのまま出していたのが、次にティッシュの中に出すようになりました。出したティッシュをどう処分してよいか分からず、ベッドの脇の隙間に押し込んでいました。それが親にばれたときはとても恥ずかしかったのを覚えています。
中学のときは、下校時刻の校内の見回りの当番の時に、男子トイレの個室や、みんなが帰ってだれもいなくなった教室に入って、同じクラスの女の子の姿を思い描いてマスターベーションするようになりました。その妄想は、例えば、女の子をトイレの個室に押し込めて、制服を脱がして持って出てしまい、出るに出られない状況を思い描くものでした。頭の中でそう考えては興奮していました。女子トイレに忍び込むのははじめはみつかったらどうしようと考えて不安でしたが、興奮やスリルには勝てませんでした。個室内の壁にまだ見たことのない開脚した女性の性器を書いたり、ドアの鍵の部分に射精したり、書いた場所に射精したりしていました。自分は表の顔からは想像もつかないような秘かでスリリングな行為に耽っていると思うと、余計に興奮しました。
通学路途中にあった公園の公衆トイレも、自分にとってはひそかにマスターベーションをする都合のよい場所でした。人知れずトイレに入り、女子トイレに女性が入っているときのことを想像したり、クラブの女性やクラスの女性を想像しては、小便器の脇のスペースでしていました。
アダルトものがメインの書店に行ってはヌード本を立ち読みしたり、近所の駄菓子屋さんで売っていた大人向けの劇画雑誌を立ち読みしたり、いわゆるビニール本を買ってきたりして、夜寝る前にそれを見ながらマスターベーションをしました。もともと2.0あった視力が、中学時代に急速に悪化していったのは、暗い場所でポルノ本を見ていたせいでした。