紅景天は、ユーラシア大陸の高山地帯に約90種類が分布し、ヨーロッパで親しまれているロディオラとは近縁種にあたります。ロディオラは、デンマークでは認可品、スエーデンでは漢方として認められている、海外では名の知れた素材です。
そのなかでも、自然環境が極めて厳しいヒマラヤからチベットにかけて、海抜4,000メートル以上の岩肌を這うようにして自生し、夏に真っ赤な花を咲かせる西蔵紅景天(大花・茎地紅景天)は最高品種とされています。世界の屋根と言われるこの地域は、3億8千年前に、海底の堆積物が隆起してできています。栄養価の高いヒマラヤ岩塩でも知られるようにミネラル分の豊富な高山地帯が西蔵紅景天の成長を支えています。
チベット人参とも呼ばれる紅景天。天然チベット産はもちろん、その呼び名にたがわない太く逞しい根茎にこだわりたいと思います。
紅景天の特殊な適応性物質は、過酷な自然環境をじっくりと耐え抜き、徐々に地下の根茎に蓄えられていきます。そのため逞しく成長した根茎でないと、成分濃度は十分とは言えません。しかし、それに満たない紅景天も流通しています。だからこそ、自分たちで根茎を確認し、サリロドサイドの含有量も測定しました。その名のように太く逞しい根茎に成長し、有用成分サリドロサイドを豊富に蓄えた紅景天(チベット人参)。
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