ペニスパイロニー病の原因と治療
パイロニー病はペニスにコリコリしたしこりが出来、勃起すると、其の部分がひきつるようになって曲がる病気、形成性ペニス硬化症ともいう。上側に曲がる例が多く、ひどいときには90度以上も曲がり性交が不能になる。40歳以上になって発症し、徐々に進行する場合が多い。
ペニスパイロニー病の治療法
ペニスパイロニー病の治療手術は2種類あります。軽い場合は、しこりがある裏側の白膜を一部切除して短く逆側に曲げるようにして真っ直ぐにします。症状が進んでいればしこりを切除します。しずれも2時間ぐらいの手術で1週間〜10日間の入院が必要です。ただ、切除しても再発することがあります。
手術によってインポテンスになることはありませんが、症状が進んで海綿体にまで影響するなど重い勃起障害がある場合は、ペニスの中に支柱材を埋め込む『プロステーシス』が必要になるかもしれません。「パイロニー病に対する体外衝撃波治療」で高度先進医療の認定を受けた病院で治療することをお勧めします。
ペニスパイロニー病の原因
ペニスには表皮と海綿体の間に白膜という膜があります。硬い膠原線維と伸び縮みする弾性繊維の組み合わせで出来ていて、ある程度伸びると止まる構造になっています。この膠原線維が増えてしこりになるのです。原因は不明ですが、打撲などによる外傷がきっかけになることもあります。手の薬指・小指の内側の腱がひきつって内側に曲がる症状と一緒に現れることもあります。
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