『第一漢方漢方薬局』
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山芋の薬膳
山芋の薬膳 (2012/4/5) |
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山芋の薬膳
中国と日本では、食品と薬の分類が違います。日本で漢方薬とされているものが中国では食料品店で手に入ったり、日本で食品と思われているものが中国では薬として扱われている場合があります。山芋もその一つで、中国では「山薬」という中医薬として利用されています。
中国で薬用にするのは野生の山芋を乾燥させたものです。食用のものより小ぶりですが、消化・吸収の働きを良くする効果は大きいものです。
やまいもにはでんぷん分解酵素のアミラーゼの含有量が大根の3倍もあります。アミラーゼは、でんぷんの消化を助けてくれるものです。やまいものぬめりの元は、ミューシンと呼ばれ、たんぱく質とマンナンが結合したものです。
食物繊維と同じような働きをします。そういう意味で、大きな滋養強壮効果があるのです。長期間食べ続けても害が無いので、虚弱体質の改善や病後の回復食に適しています。また、漢方では山薬として、強精・強壮薬に使われます。下痢をした時は、煮て食べると効果があります。乾燥したヨモギと一緒に煎じたものは、胃・整腸効果があるとされています。
山芋はビタミンA,B,Cなどを多量に含み、また80%以上を占める食物繊維は体内に吸収され難いので、カロリーの摂り過ぎに注意が必要な糖尿病の食事療法によく使われています。
吸収され難い山芋の食物繊維は、腸内の余分な脂肪と一緒に排泄されます。体内をきれいに掃除してくれますので、常食すると高血圧や動脈硬化を予防できます。また便通を良くし、ダイエットの効果も期待できます。 |
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同仁堂漢方薬六味地黄丸は清朝時代の有名な処方で配合されたものです。効果の確実性に優れた漢方薬剤で、腎臓機能低下、虚弱体質、寝汗、性機能低下、肉体疲労、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良などの症状がある人におすすめです。糖尿病にも効果があります。
銀耳(白きくらげ)は成人病に対する予防や改善効果あり、多岐にわたる有効成分を含む。食物繊維が豊富で、コリコリする食感が特徴的な食材です。食物繊維は全成分の50%。カロリーもゼロ、ダイエット中の方や胃腸をすっきりさせたい方に。また豊富に含まれるカルシウム成分による血液の浄化作用も。美肌、ダイエットを願う方はぜひ!半透明の白色と、薄くなめらかな舌触りが持ち味の白きくらげは、シロップで煮てクコの実を散らしたり、澄ましスープの浮き身にしたりと、その繊細な味わいそのものを味わう料理に多く使われます。黒きくらげよりも耳のフリル部分がかなり細かくたくさんついているので、サラダや和え物にも向いています。かつては天然ものしか採取できなかったため、その価値は銀と同価で取引されるほどでしたが(だから中国では『銀耳』という呼び名がついたのかな?)、今では栽培技術の発達により、以前よりも安価でご提供できるようになりました。
山伏茸(やまぶしたけ)は水分を含みやすく味に癖がないことから、中国では約400年も昔から食されており、最近では日本でも注目されています。注目されている理由のひとつにアガリクスを上回る豊富なβ-グルカンが含まれていることです。
更にヘリセノンという、やまぶしたけにしかないと言われている物質を含んでいることがわかっています。ヤマブシタケ固有の成分であるヘリセノンは動物の学習能力や記憶力のネットワークに欠かせないものです。そのほかにもヤマブシタケには豊富な食物繊維とビタミンB1・B2・B6・B12やカルシウム、アミノ酸、ミネラル類も多数含まれています。
山伏茸(やまぶしたけ)は中国では四大珍味として珍重;約400年前の「農政全書」に食用キノコとして紹介されています。古来より膳や宮廷料理としても扱われました。また、四大珍味と言われるほどのキノコとして珍重されております。
日本では古くから、森の中では、発見が難しく「幻のキノコ」とも言われてきました。江戸時代、貝原益軒の書の中で、やまぶしたけを「鹿の玉」と紹介しており、また別の江戸時代の学者は、「大酒のみのキノコ」とも記しています。
金針菜はカンゾウという植物のつぼみを干したものです。干しゼンマイのような風味と独特のコリコリとした食感で、なかなかの味わいです。
この金針菜は鉄分がホウレンソウの20倍も含まれている健康野菜で、貧血などによく効きます。また別名を「忘憂」といって、元気がないときやうつうつとした気分のときに気持ちを晴れやかにする効果があるのです。
中国では、食材としてスープや炒め物等として広く親しまれ、又、古くから生薬(漢方薬の原材料)としても用いられています。
中薬大辞典には神経を安定させイライラを解消し別名:忘憂草とも言われており、体内の熱や気の高ぶりを静め自律神経(意思とは無関係に内臓や血管などの働きを支配している神経)のバランスを調整すると記載されています。有効成分として特記すべきは、メラトニン様物質です。松果体を刺激し、メラトニンの分泌を高めると推測されています。その結果、生体に入眠作用、自律神経調整作用、抗ストレス作用をあらわすとされています。また、トリプトファンがセロトニンの合成を促進するので、鬱病の改善や学習能力の向上に役立ちます。また、GABAは精神安定作用や入眠作用を有します。現在、精神安定剤や入眠導入剤として用いられているベンゾジアゼンピン系の薬剤は、GABAの作用を応用したものです。
【特徴】
※食感の良い、小筋の葉で表裏とも黒色が特徴です。
※コリコリする食感と食物繊維の豊富さは抜群のトップクラス。小筋の葉が特徴です。
※広葉樹の枯れ木に生えるきのこで、耳のように見えるから「木耳」とかかれる。
栄養成分表示(可食部100g当たり)
■エネルギー 167kca
■たんばく質 7.9g
■脂 質 2.1g
■食物繊維(総量) 57.4g
■カルシウム 310mg
■カリウム 1000mg
■マグネシウム 210mg <br>
【用 途】
中華料理、サラダ、酢の物、豚肉と木くらげの炒め物、スープ、茶碗蒸し、卵焼き、がんもどき等 その他
龍眼肉(リュウガンニク)は、中国原産で亜熱帯地域に栽培されている常緑喬木でムクロジ科の龍眼の果実のことをいいます。果肉は生のまま食べられます。果汁が多く特有の香りがあります。ビタミンA、B1、ブドウ糖、ショ糖、酒石酸などを含んでいて、滋養強壮、鎮静、健胃作用があります。漢方薬としても用いられ脾臓への血流改善効果があり、貧血の予防に有効です。また、健忘症にも用いられています。龍眼は、ライチに良く似た瑞々しさと甘みを持った風味豊かな果実。龍眼肉は、その果肉を甘く煮てから半乾燥させた、ドライフルーツの一種です。
龍眼の主成分は果糖。自然な甘さだけでなく、B1、B2、B6、Cなどのビタミン類も豊富に含まれています。
ヨクイニンはイネ科の一年草で、成熟種子を乾燥したものです。皮付きをハトムギといい、皮去りをヨクイニンといいます。なお、ハトムギをつぶし、炒ったもが焙じハトムギです。ハトムギとよく似た種子にジュズダマがあります。これはイネ科の多年草で、漢方薬名を川穀(センコク)といい異なる植物です。
雑穀の王様“ヨクイニン”
女性のあいだでは美容に良いからと食べられている方も多いんですよ。
そんな、ヨクイニンの粒ははとむぎご飯の他に色んな料理の付けあわせとしてもすっごく役に立つんです。
また、ヨクイニンには豊富なアミノ酸が含まれています。普段のお食事にプラスするだけで栄養バランスの偏りも解消!
[別名]
ハトムギ、生苡仁
[薬用部分]
イネ科の一年草で、成熟種子の乾燥したものを薬用とします。
[性味]
味は甘・淡、性は微寒です。
[主成分]
脂肪油(palmitic acidなど)、多糖類(coixanなど)、テルペノイド(sterolなど)、アミノ酸、ビタミンB1、デンプン
[薬理作用]
利尿利湿、消炎、排膿、徐痺、健脾止瀉
聞き慣れない名前ですが、「ウスキキヌガサタケ」はキノコの一種です。キノコ類に関心が深い方、高級中華料理やフレンチなどに親しまれている方であれば、ひょっとしてお聞きになったことがあるかも知れません。このウスキキヌガサタケは、学術的には、「菌類、スッポンタケ目、スッポンタケ科、キヌガサタケ属」に属するキノコです。日本国内では、高知県をはじめ、京都府、広島県、徳島県、愛媛県、福岡県、大分県、熊本県、宮崎県などに分布しているといわれています。暗緑色の傘の部分から下に伸びるマントと呼ばれる部分が鮮やかな黄色の網目状で、その優美な姿から別名キノコの女王とも呼ばれています。当店のウスキキヌガサタケは中国福建古田特産の天然ウスキキヌガサタケです。
免疫システムとアガリクス茸
生物の体には、進入してきた病原菌・取り入れられた有害物質・遺伝子が傷つけられて生じた腫瘍細胞(癌細胞)、などを撃退する免疫システムが備わっています。 生命を宿さない、ただのタンパク質のかたまりであればバクテリアなどの微生物によって腐敗分解されてしまいますが、生物体はこの免疫システムによってミクロの外敵と熾烈な闘いを繰り広げてこれらの外敵の侵入を防ぎ、また排除して生命を維持します。
アガリクス茸は、どんな疾患に効果が期待できるのだろうか?
抗癌、制癌作用:乳ガン、膀胱癌、肺癌、大腸癌、肝臓癌、胃癌、肝癌、悪性リンパ腫、小腸癌、胆管癌、前立腺癌、腹膜癌、子宮癌、子宮筋腫、腎臓癌、睾丸腫瘍、膵臓癌、直腸癌、皮膚癌、卵巣癌、脳腫瘍、等々多く寄せられる例に、抗癌剤や放射線治療での副作用の軽減などが、あげられます。
その他:膠原病、アトピー性皮膚炎、花粉症、糖尿病、肝炎、高血圧、アレルギー、虚弱体質、高脂血漿、慢性膵炎、等々、免疫関連から生活習慣病まで多岐にわたり、効果が報告されています。
スイレン科のオニバスの成熟種子を乾燥したもの。
栄養成分表示(可食部100g当たり)
■多量のデンプン、カタロースを含む
■たんばく質 4.4g
■脂 質 2.2g
■炭水化物 32g
■粗繊維、灰分、カルシウム、リン、フッソ、ビタミンなどを含む。
【応用】
民間では滋養、強壮、鎮痛薬として、痛風、膝、腰の関節痛、遺精、小便失禁、下痢、帯下に用いられてきました。食用にもします。