同仁堂知柏地黄丸のご使用前にお読みください 「知柏地黄丸」は、漢方の古典といわれる中国の医書『医宗金鑑[イソウキンカン]』に収載されている薬方です。日本でもよく知られている「六味地黄丸[ロクミジオウガン]」に知母[チモ]と黄柏[オウバク]を加えた処方で口渇、疲れ・だるさなどの症状を伴う場合に用いられます。口渇、腰痛、疲労・怠感、手足のしびれ、顔や四肢のほてり、排尿困難、頻尿、むくみに効果があります。 「腎(じん)」とは、腎臓・膀胱などの泌尿器官や生殖器、内分泌系などの総称で、全身にエネルギーを送ったり、水分の代謝を調整したりしています。年齢を重ねて、この腎のはたらきが衰えてくると、「すぐに口が渇く」「いつも疲れている」「手足がしびれる」といった症状が現れてきます。こうした諸症状に効くのが、六味地黄丸に知母(ちも)と黄柏(おうばく)を配合した「同仁堂知柏地黄丸」です。 「同仁堂知柏地黄丸」は、「疲れやすい」「排尿困難」「むくみ」といった、高齢者によく見られる症状に効き目がある六味地黄丸に、清熱作用に優れ、身体を潤す作用がある知母(ちも)と、腎の衰えからくる身体内部の熱を静める黄柏(おうばく)を配合しています。計8つの配合生薬により、腎の精を補って、陰液を増やすことで、こうした症状に効き目を発揮します。 同仁堂知柏地黄丸の成分 知母(チモ)、黄柏(オウバク)、地黄(ジオウ)、山茱萸(サンシュユ)、山薬(サンヤク山芋)、茯苓(ブクリョウ)、牡丹皮(ボタンピ)、沢瀉(タクシャ) 添加物として、バレイショデンプンを含有する。 同仁堂知柏地黄丸の効能 滋補肝腎(肝と腎の冷やす力(陰)を補充し、機能を高めること)・清熱瀉火(熱の過剰な状態を解消すること)。陰虚火旺を治します。 ×残念ながら、肝腎陽虚証の方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 同仁堂知柏地黄丸の適応症 肝腎陰虚:頭がボーッとする・頭がふらつく・思考力減退・めまい感・耳鳴・難聴・腰や膝がだるく力がない・口渇(とくに夜間)・咽の乾き・体の熱感・手のひらや足のうらのほてり・歯の動揺・寝汗・遺精・性欲の仮亢進(勃起不全・早漏・快感がないなどの機能不全をともなう)・尿が濃い・尿の余瀝・便がかたいなどの症候。肝腎陰虚で陰虚火旺の症候があきらかなもの女性では、無月経・経血量が少い・無排卵などがみられます。舌質は紅〜暗紅で乾燥・舌苔は少いあるいは無苔・脈は細数〜弦細数。乳幼児・小児の発育不良や知能の発達不良などにも用います。 同仁堂知柏地黄丸の用法・用量 成人(15才以上)一回6g(約30粒)を1日2回、水又は湯にて服用してください。 ※ 15才未満服用しないこと ※ この医薬品の使用上の注意をよく読んで正しくお使い下さい。 同仁堂知柏地黄丸使用上の注意 1.妊娠の方は服用しないでください。 2.知柏地黄丸を飲んだ後酒、辛いものと油こいものなどを食べないで下さい 3.風邪の時に服用しないでください。 4.風邪の薬と同時に服用しないでください。 5.服薬中、何か違和感が生じましたら、服用を中止し、医師又は薬剤師にご相談下さい。 6.使用前に必ず添付されている説明文書をお読みください また、必要な時に読めるように大切に保管してください 7.用法・用量を厳守して下さい 同仁堂知柏地黄丸の使用効果には個人差があり、「第一漢方」が効果を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。 同仁堂知柏地黄丸の保管及び取り扱い上の注意 (1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に密栓して保管してください。 (2)小児の手の届かない所に保管してください。 (3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります) (4)使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。 同仁堂知柏地黄丸の臨床応用 自律神経失調症・高血圧症・動脈硬化症・糖尿病・慢性腎炎・甲状腺機能亢進症・肺結核・慢性尿路感染症・気管支喘息・強皮症などの慢性疾患や、無排卵・無月経・過少月経などの婦人科疾患などで、肝腎陰虚で陰虚火旺を呈するものに使用します。あるいは小児や乳幼児の発育不良・知能発達不良などに使用します。 同仁堂知柏地黄丸の批準文号(製品認可番号) 国薬準字Z11020152 |