中医では弁証上風火上攻、三焦実熱に属する症状に適用している。臨床で急性口内炎、急性扁桃炎、急性結膜炎、急性中耳炎、急性胃腸炎、細菌性赤痢(初期)、及び目眩(内耳迷路炎、前庭性神経元炎、血管性神経頭痛)、歯痛(歯根炎、歯髄炎、歯周炎、口腔潰瘍)などの疾患に用いる。また、高血圧の実熱に属する目眩、耳鳴り等の症状にも効果がある。現代薬研究により、黄ィ、黄連、黄柏、梔子は皆抗感染作用を持ち、細菌、ウイルス、真菌、原虫などに抑制作用があり、または解熱、鎮静、降圧作用があり;防風は抗炎、解熱、作用があり;ハクシは抗菌、抗ウイルス作用があり、ハッカは皮膚の血管を拡張作用があり;菊花は抗菌、解熱作用があり;、連翹は抗菌、抗ウイルス、解熱、及び強心、抗ショック、抗内毒素作用があり;石膏は解熱、鎮静作用がある。主治:目眩、咽喉赤腫、口内炎、耳痛耳なり、歯齦腫痛。適應症: 頭痛目眩、目が赤い、耳鳴り、咽喉の腫と痛み、口内炎、歯茎の腫、便秘。
■牛黄上清丸の使用方法
口服、大蜜丸、1日2回、微温湯で服用する。
■牛黄上清丸の成分
黄連、梔子(姜制)、連翹、蔓ノ子(炒)、防風、菊花、薄荷、大黄、黄柏、桔梗、石膏、旋覆花、甘草から成る。
■牛黄上清丸に関する注意事項
辛い、刺激がある食物は避ける。妊婦は服用しないこと。老年、体弱い、下痢の患者は服用しないこと。 |